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青森市内を中心に活動している劇団夢遊病社の活動記録

by theater-tcm

はじまりました

さて。
そんな訳で、私、ハタケヤマがこちらの日記を綴ってまいりたいと思います。

ちょびっとだけ外の目で、夢遊病社公演を楽しみにしているアナタに近い目線からの
「バーチャル稽古場見学」的レポートが出来れば、と、思っております。
約1ヶ月間、どうぞよろしくお願いいたします。

では、稽古場へまいりましょう。

<2005年7月25日月曜 20:00> 於:青森市古川・稽古場
劇団夢遊病社第2回定期公演「room」顔合わせ。
はじまりました_e0035657_145668.jpg団員、客演、お手伝い、イメージキャラクター(?)、総勢12名が集う。これで全員じゃないというのだから、けっこう大所帯。

まだ初々しい稽古場です。
この空気も何日も保たないことでしょう。いいことです。
私のカメラもまだ遠慮がありますね。遠すぎて誰が誰やらわかりません・・・。
数えてみましょう。1、2・・・私をいれて11人。あれ?もう一人は?
右の壁に寄りかかって、組んだ足だけ見えてる人がいるんです。やるなぁ!

これまで夢遊病の公演を見てきましたが、お客さん然り、公演メンバー然り、いつも人がいっぱい集まるなぁと感じる。
ステキな人のまわりには、人が集まる。至極納得。

全員に日程表が配られる。
各自、手帳や携帯を見ながら、スケジュールを書き込んだり。
これ、個人予定と稽古スケジュールとの摺り合わせのため。
みんなの日程表を受け取る舞台監督タナベさん。摺り合わせ作業も人数が多くなればなるほど、けっこう骨の折れるお仕事。
続いてメンバーの紹介。と、言ってもこの人数でありながら、ミナお互いに知ってる顔。
どこかの公演、どこかのイベント、どこかのレジで必ず顔を見るみなさんなだけに、特別な紹介はなし。「はい。これがメンバーです。終わり。」
なんともサワヤカ。公演概要について説明を一通り。

続いて、作演出のシバヤマさん。
約1ヶ月間の稽古プランを日ごと、週ごと、と、進行予定が説明される。聞いていくうちに、本読みしている様子、立ち稽古、通し稽古、本番前の緊張感などが、ふつふつ浮かんでくる。
早速、一通り通して読んでみましょう。と、本読みが始まった。

そーなんです!!!
「一通り」ということは、つまり、顔合わせ時、台本が出来てるんです!!
準備稿とはいえ、ラストまでしっかりある台本。
すごい。こんなことってあるのね・・・。

丁寧に読まれていく。ト書きはアッキー。
初めて聞くストーリー、キャストの人物像に、興味シンシン。引き込まれていく。
しっかし・・・。各自普通にセリフを言ってるのですが、明らかに笑いをとる場所じゃないのに、笑いがおきることが度々。くすくすあり、大笑いあり。
本読みから楽しめる稽古見学ってのも珍しいのでは?!

本読み終了。演出からテーマの発表?、注意事項などあり、その後、各スタッフ部署でちょこちょこ固まっては相談相談。
やっぱりおかしいのが、演出シバヤマ氏と、舞監タナベ氏との会話。
狙ってんの?というくらい、一言一言の応酬がおかしすぎ。内容は至極きちんとしたものなんだけどね。

タナベ 「(小道具の)○○○は、えー・・・、使うん、だよねぇ。」
シバヤマ「んん。そーねぇ。」
タナベ 「×××も、使うのよねぇ。」
シバヤマ「うん。そうねぇ。」
タナベ・シバヤマ、見つめ合って笑顔。

芝居を作る上で、発想したり、決定していくことは山ほどある。
しかも全てに「正解」がなくて、「理想」と「想像」は果てしない。
どこでOKを出すのか、どこがOKなのか、全てのジャッジは自分たちで出していかなきゃなんない。
夢遊病社が、すげえカッコイイと思うのが、ギスギストゲトゲしがちなこんなことを笑いながらやってしまうところ。
舞台は作っていく過程も見えてしまうもの。つまり、しょっぱなからこの様子のこの舞台が、楽しくないはずがない、わけです。

さーて。次回の日記はぁー?
前後しましたが、写真付きでメンバー紹介などをしていこうかと。。。
by theater-tcm | 2005-08-01 01:12